日本の黄檗山万福寺が創建360周年 福建省で記念式典

新華社通信 2021/11/11 13:21 新華社

　6日、第2回国際黄檗禅フォーラム·隠元禅師による京都黄檗山万福寺創建360周年記念大会で記念撮影する来賓。（福州＝新華社配信）

　【新華社福州11月11日】中国福建省福清市にある黄檗（おうばく）宗の祖庭（開祖ゆかりの寺院）黄檗山万福寺で6日、第2回国際黄檗禅フォーラム·隠元（いんげん）禅師による京都黄檗山万福寺創建360周年記念大会が開催された。フォーラムでは「黄檗宗と東アジアの禅文化」「黄檗禅と東アジア仏教史」をテーマとしたサブフォーラムも開かれ、学者35人が論文を提出した。

  6日、第2回国際黄檗禅フォーラム·隠元（いんげん）禅師による京都黄檗山万福寺創建360周年記念大会の会場。（福州＝新華社配信）

　367年前、63歳の高齢だった隠元は、日本の僧俗からの4度にわたる招請を受け、日本へ渡った。7年後には京都の宇治に黄檗山万福寺を創建し、日本の黄檗宗を開いた。隠元と弟子らが日本にもたらした中国仏教経典の教義や先進文化、科学技術は、信仰や文学、書画、建築、彫刻、医薬、飲食など多岐にわたり、中日仏教文化交流史に大きな功績を築いた。

　6日、第2回国際黄檗禅フォーラム·隠元禅師による京都黄檗山万福寺創建360周年記念大会で、歓迎の辞を述べる黄檗山万福寺の方丈、定明法師。（福州＝新華社配信）

　同フォーラムと記念大会は福建省仏教協会が主催し、黄檗山万福寺と同省黄檗禅文化研究院、黄檗書院、黄檗学研究会が共同で運営した。（記者/魏培全）

　6日、「国際黄檗禅文化研究叢書」の発行式典。（福州＝新華社配信）

　6日、第2回国際黄檗禅フォーラムに出席した各界の来賓。（福州＝新華社配信）

　6日、ビデオ形式であいさつする日本黄檗宗の近藤博道管長。（福州＝新華社配信）

　6日、第2回国際黄檗禅フォーラムの会場。（福州＝新華社配信）

　6日、福建省仏教協会を代表して記念品を贈呈する同協会常務副会長の向願（しょうがん）法師（右から2人目）。（福州＝新華社配信）

　6日、第2回国際黄檗禅フォーラム·隠元（いんげん）禅師による京都黄檗山万福寺創建360周年記念大会であいさつする中国仏教協会の劉威（りゅう·い）秘書長。（福州＝新華社配信）

　6日、記念大会であいさつする福建省仏教協会常務副会長の普法法師。（福州＝新華社配信）

　6日、ビデオ形式であいさつする在長崎中国総領事館の張大興（ちょう·だいこう）総領事。（福州＝新華社配信）

　6日、隠元禅師の肖像画。（福州＝新華社配信）

　6日、第2回国際黄檗禅フォーラム·隠元（いんげん）禅師による京都黄檗山万福寺創建360周年記念大会で、閉会のあいさつをする福建省仏教協会常務副会長の本性法師。（福州＝新華社配信）

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